=======================
「こりとりたかの楽々施術記!」(臨床操体法の世界)
http://soutaihou.com/
=======================
[痛い! こそばい! 気持ちいい!]
こんにちは
今回は痛みの閾値についてです。
人は肌をつねったりすると「痛み」を感じますが、人によって
その感じ方は違ってくるようです。
痛みの閾値(いきち)が違うというみたいです。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
私は施術をする前に圧痛点とかトリガーポイントというところを
押さえて筋肉のコリを確かめてます。
普通、筋肉がコっているとき、圧痛点やトリガーポイントを
押すと痛みを感じます。(と各書物には書いてあります)
で、実際押して確かめたりしているとどう見ても筋肉が
コっているのに
「全然痛くない」
という人もいれば、
それほどコってもいないのに
「痛い」
という人もいます。
また、痛みよりも
「気持ちいい!」
という人もいれば
「こそばい」(くすぐったい)
という人もいます。
”気持ちいい”とか”こそばい” という人には
「気持ちいいということはそこがコっているということですよ!」
と言って納得してもらっています。
同じ筋肉がこっている状態なのに、人それぞれ感じ方が
違うもんです。
そして、この「痛い」「気持ちいい」「こそばい」という感覚は
筋肉をゆるめると消えていきます。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ただやっかいなのはコっているのに
「全然痛くない」
という人です。
筋肉がコっているのに痛みを感じないため、どこがコって
いるか確かめにくいからです。
からだの比較的浅いところにある筋肉は手で触って確かめる
ことが出来ますが、深部にある筋肉は確かめられません。
ですからとりあえず筋肉をゆるめて様子を見るということに
しています。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
このように痛みの閾値が上がり、押しても痛みをなかなか
感じない人は少々無理をしても痛みを感じないため、筋肉だけで
なく骨などにまで無理をさせてしまうみたいです。
たとえば、椎間板ヘルニアと診断されたり、過去になったという人は
たいていこの痛みの閾値が上がっている人、つまり痛みを感じ
にくい人が経験上多いです。
ちょっと無理をして痛みを感じる人はもうそれ以上無理をしようと
しないでしょうが、痛みを感じない人はそのまま無理をしてしまって
骨と骨のあいだの椎間板にまでかなりの負担をかけてしまうから
ではないかと思うのです。
単にヘルニアによる痛みが激しいためにこの圧痛点の痛みが
感じられにくいのかとも考えましたが、以前椎間板ヘルニアに
なって今は全然痛みがないという人も同様に痛みの閾値が
上がっているのでやはり、元々痛みを感じにくい人なのかも
しれません。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
また、同じ人でも日によって感じ方が違う場合もあります。
肩こりなんかで全然痛みを感じなかった人が、筋肉が
ゆるんでくると、今まで何も感じなかった部位にコリ感や
痛みを感じるようになったりします。
痛みは同じようにコっていても人によってずいぶんと感じ
方がちがうものですね!
→
次へ
========================
「こりとりたかの楽々施術記!」(臨床操体法の世界)
http://soutaihou.com/
========================
□
図録・人体の不思議
□
動きの解剖学I
□
ベーシックセミナーDVD
日常でよくあるからだの不具合を「臨床操体法」で
対処する方法のセミナー映像。(テキスト付)
□
「肩こり・腰痛の簡単解消法」(pdf版)無料
(見やすくA4版に変更されました。B5版で見にくかった方は
再度ダウンロードしてみてください!。)
臨床操体法で肩こりを軽減する方法が書かれています。
一部だけですが興味のある方はダウンロードしてみてください。