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「こりとりたかの楽々施術記!」(臨床操体法の世界)
http://soutaihou.com/
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[
力の合成]
みなさん、高校時代の物理は得意でしたか?
あまり得意じゃなかったという人も多いかもしれませんね。
なかには物理の授業は「お昼寝タイム」だった人もいるかも…。
からだを動かして筋肉をゆるめるときには、この物理の
考え方はとても重要です。
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右手と左手、さらには足やヒザまでも使って、体を押したり
引いたり、曲げたりするときにはそれぞれある強さと方向に
力が入ります。
力は
ベクトルという記号で表すことができます。
こんな(
→)矢印がななめに引いてあったりする図を
見たことはないでしょうか?
ベクトルは
「方向」と
「大きさ」を矢印で表したもので、
ここ重要なんですが
平行移動させることができます。
たとえば右手と左手で施術しているとき、それぞれの手が
押したりしている力の大きさと方向は平行移動して
合成させることができ、ひとつの大きさと方向に表現できます。
2つの矢印が
平行四辺形になるように補助線が入れられ、
角を結んだ対角線に新たに矢印が書かれている図を
見たことはありませんか?
その新たに書かれた矢印が「合成された力」です。
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この原理を利用すると、筋肉を直接さわったり、周辺の骨を
動かしたりしなくても筋肉をゆるめることが可能になります。
たとえば、
「肩こり」のなかでも2番目ぐらいに多い
「肩甲挙筋」のコリをゆるめる場合。
肩甲挙筋は肩甲骨の内側上部から首の骨に向かって
伸びている筋肉で、普通、その筋肉を押したり、首を曲げたり
肩甲骨を動かしたりします。
ただ、そのようにしても肩甲骨が動きにくかったり、僧帽筋
など上層の筋肉があったりして、なかなかゆるゆるには
ならなかったりします。
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臨床操体法では「
力の合成」を利用して、肩甲骨や
「
肩甲挙筋」に触れずにゆるめていきます。
あお向け状態で、相手にヒジを曲げさせて手を反対側の
肩に置かせます。
そして肩甲挙筋を伸ばした状態になるようにひじを下方に
押させます。
その状態で、片手を相手のひじに、もう片手を肩に置いて
力を入れます。
そうすると、左手の押す力のベクトルと右手の押す力の
ベクトルが合成されて、
「肩甲挙筋」と同じ方向の
ベクトルになります。
先ほど書いたように力は平行移動できますから、
直接触れなくて肩甲挙筋をゆるめることができるんです。
この「力の合成」使えますよ!
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